こんにちは、さいせい株式会社の眞造です。
ここのところ、新聞報道で景気の持ち直しの記事が続いています。
本日の日経新聞にも、関西企業の景気の持ち直しを伝える記事が掲載されていました。
以下は日経新聞からの引用です。
「関西企業の業績回復が進んでいる。日本経済新聞社が集計した2010年4~6月期の連結経常利益は前年同期比2.1倍の9529億円だった。電機や素材など製造業の収益改善が全体の利益を押し上げ、1~3月期との比較でも44%の増益だった。リストラ効果に加え、景気刺激策や新興国需要の伸びで販売面も好調に推移。全産業の売上高は13%増えた。ただ、為替リスクや景気の減速懸念など、先行きには不透明感も強い。
関西に地盤がある3月期決算の上場企業(金融、新興市場、決算期変更除く)のうち、16日までに10年4~6月期決算を発表した389社を対象にした。
回復が鮮明だったのは製造業。経常利益は前年同期に比べて5.1倍の8171億円に膨らみ、関西企業全体の86%を占めた。家電製品や自動車関連の需要増加で売上高も18%増え、「増収増益型」の業績改善が一段と進んだ。
業種別では関西で比重が大きい電機の経常損益が2698億円の黒字(前年同期は1116億円の赤字)に浮上。メーカーに原材料を販売する化学や鉄鋼、非鉄などの素材も急回復した。
大手電機ではパナソニックが843億円の黒字、シャープが200億円の黒字を確保。前年同期に比べ2社で利益額が1863億円改善した。電子部品でも京セラや村田製作所など増益、黒字転換の企業が相次いだ。
液晶テレビやエアコンなど家電製品の販売好調が主因で、「エコポイント効果で販売台数が伸び、単価下落をカバーできた」(シャープの浜野稔重副社長)。減税や補助金に後押しされた自動車販売の回復基調も、自動車部品や素材各社に波及した(抜粋)」
ということですが、要約すると、
業績が好転しているのは、製造業、それも大手企業(調査対象は上場企業)、
中でも家電や自動車等、関西に基盤が多い製造業が好転しているということになります。
また、内需型というよりは、その多くが新興アジア市場を含む外需に頼っているということです。
ということは、現在、進んでいる円高も心配ですが、企業の業績は好転しても、国内にその恩恵が落ちないということが、一番の問題かもしれません。
リストラによる経費節減効果が、今回の業績好転の要因として大きかったということも、短期的には、生活者の消費性向に影を落とすことになるでしょう。
ただ、この記事にもありましたが、
「事業規模の大きい鉄道・バスは9割増益だった。コスト削減が寄与したうえ、奈良県で開催された平城遷都1300年祭が行楽需要を下支えした」
というように、奈良で開催されている1300年祭が、幾分、景気の下支えもしているようです。
先日も奈良県の、財界活動もしておられる、ある社長と話をしておりましたが、旅館・ホテルや土産物を製造している企業は前年比、150%以上の売上を確保しているところもあるみたいです。
今までは京都で宿泊する観光客が多く、奈良にはあまりおカネは落ちませんでしたが、今回は少し構図が違ってきているようです。
当初は開催にも盛り上がりの欠ける様子で、随分と心配する向きも多かったように思われた同1300年祭ですが、関係者もホッと胸を撫で下ろしていると思います。
奈良県民の私としても、嬉しい限りです。

